地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2023-0164

発表題目 Hyperboloidal Reflection for Full-Parallax Multi-View 3D Display Observable from All Directions
発表者名 ○山東 悠介、後藤 佑太朗、川村 誠
発表会名 SPIE Photonics Europe 2024
発表日

2024/4/10

概要


一般的な立体表示システムでは、表示デバイスが平面形状のため、デバイスの前方からしか立体像を観測できない。本研究では、この課題を解決するため双曲面鏡による反射を提案する。双曲面鏡には結像関係にある2つの焦点があり、一方の焦点付近に像を表示すれば、反射後は他方の焦点付近に像が虚像として結像する。また、本研究では、表示する2次元画像の伝搬方向を物理的に制限した上で、伝搬方向の異なる複数の視差画像を一つの焦点付近に重畳表示させる。これにより、両眼視差や運動視差に基づいた立体表示システムを実現できる。今回、直径15 cmの双曲面鏡を用いて、水平視域180°、垂直視域60°を実現したので報告する。