発表題目 |
Hyperboloidal Reflection for Full-Parallax Multi-View 3D Display Observable from All Directions |
発表者名 |
○山東 悠介、後藤 佑太朗、川村 誠 |
発表会名 |
SPIE Photonics Europe 2024 |
発表日 |
2024/4/10
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概要
一般的な立体表示システムでは、表示デバイスが平面形状のため、デバイスの前方からしか立体像を観測できない。本研究では、この課題を解決するため双曲面鏡による反射を提案する。双曲面鏡には結像関係にある2つの焦点があり、一方の焦点付近に像を表示すれば、反射後は他方の焦点付近に像が虚像として結像する。また、本研究では、表示する2次元画像の伝搬方向を物理的に制限した上で、伝搬方向の異なる複数の視差画像を一つの焦点付近に重畳表示させる。これにより、両眼視差や運動視差に基づいた立体表示システムを実現できる。今回、直径15 cmの双曲面鏡を用いて、水平視域180°、垂直視域60°を実現したので報告する。