文字サイズ
小
中
大
ニオイ分析総合システム(官能評価型分析装置)
装置番号
B9316
構成装置・型番
メーカー・名称
型番
株式会社島津製作所
FF-2020 Sシステム
ヨミ
ニオイブンセキソウゴウシステムカンノウヒョウカガタブンセキソウチ
料金
32,400円 半日 (消費税10%を含みます)
仕様
導入方法
ダイレクトモード、捕集管モード、ハイブリッドモード
自動希釈比
希釈なし~1:300
ノート測定
トップノート、ミドルノート、ラストノート
測定精度
Fine、Medium、Coarse
解析方法
絶対値表現解析(スタンダードモード、ユーザーモード)、偏位臭マップ、主成分分析等
関連装置
(B9315)ニオイ分析総合システム(成分分析装置)
概要
高感度かつガス選択性が異なる複数の金属酸化物半導体式ガスセンサーを配列させ、各ガスセンサーの出力値を統計的に解析することにより、ニオイの全体像を視覚化する装置です。本装置は、ガスクロマトグラフ質量分析計のように、ニオイをニオイ物質ごとに分離して分析するのではなく、ニオイを集合体のまま測定し、ニオイの質(○○のようなニオイといった、我々の感じ方)やニオイの強さの違いを視覚化することにより、高精度で試料間のニオイの識別を行うことができます。本装置に採用されている解析手法のうち、絶対値表現解析方法は、指標となる官能基の異なる複数の基準物質を用いて、ニオイを視覚化(数値化)します。具体的には、複数のセンサーによる基準物質および測定試料から放散されるニオイの出力値の差を、複数の基準物質を軸としたレーダーチャート上に表示することによって、ニオイの質をパターンとして表現します。本装置では、その基準に指定された9種類のニオイ物質のガスを用いて比較を行うスタンダードモードと、測定者が任意のニオイを基準に設定できるユーザーモードの2通りの設定が可能です。解析結果の表示項目(指標)として、ニオイの質については、基準ガスとの類似性として示した「類似度」で表します。同様に、ニオイの強さについては、ニオイ全体へ及ぼす影響の程度を表す「臭気寄与」と、ニオイの強弱を相対的に表現する「臭気指数相当値」の2つの指標があります。
参考画像