地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2019-0076

発表論文 可逆結合を利用した植物油ベース自己修復材料の開発
発表者名 井上 陽太郎
掲載誌/掲載箇所

接着の技術
39, 3, 10-17 (2019)

発表日

2019/12/31

概要


フラン-マレイミド間の可逆的なDiels-Alder反応に着目し、フラン官能基を導入したひまし油および硬化ひまし油誘導体と多官能性マレイミドとの反応により可逆反応部位を有するネットワークポリマーを合成した。得られたポリマーはいずれも柔軟性があり透明性を有し、固体NMR測定から、フラン-マレイミド間で架橋構造をとっていることを明らかにした。また、これらのポリマーの機械的特性を評価したところ、最大で破断応力が26MPaを示した。さらに、ガラス上にネットワークポリマーを製膜し、クロスカットにより傷をつけ、120°Cの加熱による解重合、75°Cの加熱による再架橋により、傷は修復されることが明らかとなった。