地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2019-0029

発表論文 Enhancement of the mechanical properties of the CFRP by cellulose nanofiber sheets using the electro-activated deposition resin molding method
発表者名 ○片桐 一彰、山口 真平、園村 浩介、尾﨑 友厚、内田 壮平、根津 将之、吉岡 弥生、他
掲載誌/掲載箇所

Composites Part A : Applied Science and Manufacturing
Vol. 123, pp. 320-326 (2019)

発表日

2019/8/1

概要


航空機や自動車の部品、ゴルフクラブやテニスラケットなどのスポーツ用品に、高強度で軽量な炭素繊維強化樹脂(以下、CFRP)を採用した製品が増加している。しかし、CFRPの母材や表面は樹脂であり、強度的には最も弱く、大きな力が加わると、この樹脂が損傷を受けて、壊れる。本研究では、強度に優れ、木材などの天然の素材から得られるセルロースナノファイバー(以下、CNF)を、電着法を応用して樹脂に貼り付け、強化する方法を示した。これまでは、CNFを塗布していたが、今回、CNFシート化し、大幅な強度向上が得られ、積層板理論による解析結果とも一致することを確認した。CFRPの製造工程ではエネルギの消費量が多く、燃費向上に向けて自動車への展開が予想されるものの、CO2排出量は金属よりもはるかに多い。天然のCNFでCFRPを強化することにより、CFRPの必要量を減らすことができれば、CFRPを少しでも持続可能な素材に近づけることができる。