地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2019-0009

発表論文 Development of a Heat-storable CFRP by incorporating trans-1,4-polybutadiene for the Thermal Management of Small Artificial Satellite
発表者名 ○片桐 一彰、山口 真平、園村 浩介、尾﨑 友厚、他
掲載誌/掲載箇所

Preceedings of 32nd International Symposium on Space Technology and Science and 9th nanosatellite symposium
a90345 (2019)

発表日

2019/6/19

概要


電子機器の発熱を抑制するためなど、蓄熱材が注目されている。水から氷のように、液相と固相の相変化による潜熱を利用した蓄熱が望ましいが、液体を閉じ込める密封容器が必要で、重量増や漏れ対策が必要となる。結晶性ポリマーの一種で、TPBDという物質は、約70度で結晶構造が変化し、しかも、液相にならない。そのため、密封容器を必要とせず、潜熱の利用が可能となるが、加工成形が難しく、強度も弱い。TPBDをCFRPに複合化するには、従来法では、高温加圧時にTPBDが分解する。そこで、電着法を適用し、TPBDをCFRPに組み込んだ。その結果、軽量高強度の蓄熱材料が得られ、示差熱量計(DSC)による蓄熱量の測定値とTPBDの物性値を用いた解析もよく一致した。