地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2019-0155

発表題目 電着樹脂含浸法を用いたCFRPによるモーフィング翼の製作と空力特性の評価
発表者名 ○片桐 一彰、山口 真平、他
発表会名 第57回飛行機シンポジウム
発表日

2019/10/18

概要


近年、ドローンが普及し、様々な用途に用いられ始めているが、回転翼をもったドローンはエネルギ消費が大きい.警備や洋上監視など、長時間・長距離の飛行には、従来の飛行機のように、固定翼が相応しいが、離着陸に広いスペースが必要である.しかしながら、鳥類は、空中での静止こそ難しいものの、樹木の枝や電線には実に器用に止まることができ、また、渡り鳥など、かなりの長時間・長距離を効率よく飛行する種類も少なくない.これは、鳥類が翼をかなり大きく変形させるためである.つまり、飛行状態に合わせ、翼を最適な形態とする“モーフィング翼”になっていることが大きく寄与している.本研究では、フィジビリティ・スタディとして、翼面全体がねじり変形するモーフィング翼を設計・製作し、簡易的な空力性能試験を行った.翼の材質としては、軽量性や強度の点からCFRPが不可欠であるが、立体成形が困難である.そのため、電着樹脂含浸法を適用することにより、翼前縁部を一体成形した.翼後縁部は、鳥の羽根を模してCFRPの板の一部を重ね、ねじり変形するモーフィングを可能とした.